教育学域

教員紹介

菊地かおり

菊地かおり

きくち かおり
Kaori Kikuchi
職位 助教
専門研究領域 比較・国際教育学
取得学位 博士(教育学)
E-mail education-sgtkaori [_] human.tsukuba.ac.jp
冒頭の「education-」を削除し、[_] を半角アットマークに置換してお使いください。
個人ホームページ http://www.trios.tsukuba.ac.jp/researcher/0000003820

経歴

滋賀県生まれ。
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業、筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科教育基礎学専攻単位取得退学。
日本学術振興会特別研究員、筑波大学人間系特任研究員を経て、2015年9月より現職。

研究分野

比較・国際教育学、グローバル化と教育改革、ナショナリズム、シティズンシップ教育、移民・外国人の教育、国際バカロレア、国際理解教育、連合王国(イギリス)、道徳教育

研究テーマの概要

グローバル化の進展は教育にどのような変化をもたらすのでしょうか。「国民」の育成を目的とした教育の変容に着目して研究を進めています。これまでは、イングランドのシティズンシップ教育政策を事例として、カリキュラム改革をめぐって社会統合やナショナルアイデンティティの形成がどのように論じられたのかを検討してきました。このような研究に取り組み始めたのは、そもそも国民と外国人の境界がどのように生成されるのか、そして教育がその境界の維持・変容にどのように関与しているのかに関心をもったからです。
今後は、連合王国の他の地域(ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)におけるシティズンシップ教育政策について検討するとともに、国際バカロレアをはじめとする国際教育の理論と実践について検討していきたいと考えています。

主要著書・論文

【著書】
菊地かおり『イングランドのシティズンシップ教育政策の展開――カリキュラム改革にみる国民意識の形成に着目して』東信堂、2018年.
菊地かおり「イングランドにおけるエスニック・マイノリティへの教育的支援」園山大祐編『岐路に立つ移民教育――社会的包摂への挑戦』ナカニシヤ出版、pp. 72-88、2016年.
杉田かおり「シティズンシップ教育で道徳教育」福田弘、吉田武男編『道徳教育の理論と実践』協同出版、pp. 195-211、2013年.
杉田かおり「イングランドのシティズンシップ教育と共生」岡本智周・田中統治編『共生と希望の教育学』筑波大学出版会、pp.282-294、2011年.
【論文】
菊地かおり「イギリスにおける『移動する子どもたち』の教育課題と支援――難民及び庇護希望者の受け入れに焦点をあてて」『国際理解教育』Vol. 24、pp. 50-60、2018年.
鎌田公寿・藤井大亮・菊地かおり・羽田野真帆「高校教育における『グローバル人材』育成の特質――スーパーグローバルハイスクール(SGH)構想調書の分析を通して」『教育学系論集』第42巻第2号、pp. 73-86、2018年.
菊地かおり「多様性のための教育とシティズンシップ教育――イングランドの展開に着目して」『オセアニア教育研究』第21号、pp.52-66、2015年.
杉田かおり「イングランドのシティズンシップ教育政策にみる国民意識の形成: 共通カリキュラム導入期に焦点をあてて」『比較教育学研究』第50号、pp. 45-65、2015年.
杉田かおり「イングランドにおける連合王国『国民』の形成に関する一試論――シティズンシップの観点から」『公教育計画研究』第2号、pp.110-128、2011年.

所属学会、その他の研究活動

日本教育学会、日本比較教育学会、日本国際理解教育学会、日英教育学会、日本国際バカロレア教育学会、日本道徳教育方法学会、公教育計画学会、筑波大学教育学会

担当授業

【教育研究科 教育学(国際教育)修士プログラム】
Education and an Interconnected World
Research Methodology
International Baccalaureate Education Graduate Seminar
国際教育特別研究
Field Research
国際理解教育論
グローバル化と教育
Education in Japan: Principles Policies and Practice I
【教職科⽬】
道徳教育Ⅰ・Ⅱ

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