ご挨拶(サブプログラムリーダー 藤井 穂高)
教育目標
本サブプログラムでは、教育学研究を進めていく基礎を養い、 修士学位を取得するために、次の目標を掲げています。
目標1.教育の本質論を核として展開した教育学を体系的に理解すること。
目標2.教育の現実的課題を探求する方法論を修得すること。
目標3.主たる専門分野の開設科目を履修することにより、専門分野に関する知見を深め、併せて、関連する専門分野に関する 理解を深めること。
修了要件
2年以上在学し、学位プログラムごとに定める修了の要件として必要な授業科目の履修により所定の単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び最終試験に合格すること。ただし、在学期間に関しては、優れた業績を上げた者については1年以上在学すれば足りるものとする。
充実した指導体制
研究者や院生間の知見を交流するために、研究分野や研究コー ス内での研究会やゼミの枠を広げて、学際化しつつある研究者や 院生の研究需要に応えられる指導体制を構築しています。また研究指導は、所属する研究室の研究会・ゼミ等だけでなく、関連する研究分野の研究者や院生が自由に参加することのできる体制を整えるなどの工夫を凝らしています。また、修士号取得のために、研究指導体制の特色を生かしつ つ、第2学年の6月と9月に中間指導会を実施して、院生の論文作成へのしっかりとしたサポートを提供しています。
担当教員一覧
研究分野 | 教員名 | 研 究 内 容 |
教育哲学 |
平井 悠介 |
現代英米圏シティズンシップ教育論と社会的平等に関する研究 |
日本教育史 |
平田 諭治 |
近代日本の教育とナショナリズム、オリエンタリズム、 |
生涯学習・社会教育学 |
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教育制度学 |
藤井 穂高 |
フランス教育制度、保育制度改革 |
教育計画論 |
大谷 奨 |
教育制度整備過程の研究、学校設置者論 |
比較・国際教育学 |
タスタンベコワ・クアニシ |
先住民、少数民族、移民の言語教育政策、多文化教育、 |
学校経営学 |
浜田 博文 |
学校経営論、教師教育論、学校改善の研究 |
カリキュラム学 |
田中 怜 |
ドイツ教授学、学校と生活の接続問題、鍵的問題に基づくカリキュラム構成、社会問題の教育化 |
教育社会学 |
徳永 智子 |
移民と教育、マイノリティの教育支援、越境と多文化共生、 |
高等教育論 |
田中 正弘 |
比較教育学・高等教育論(イギリス) |
教師教育学 |
朝倉 雅史 |
教師教育学、教育専門職論、教師の職能発達論 |
教育政策学 |
古田 雄一 |
教育政策、子どもの声や参加、シティズンシップ教育、現代アメリカ教育改革 |
教育方法学 |
樋口 直宏 |
授業研究、批判的思考論、小中一貫教育 |
道徳教育学 |
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18世紀フランスの啓蒙思想家J.J.Rousseauの教育思想について、その人格形成論における宗教と道徳の関係の把握、解明 |
キャリア教育学 |
藤田 晃之 |
キャリア教育の比較研究(日・米・デンマーク)、 |
特別活動学 |
京免 徹雄 |
特別活動の国際化、特別活動・キャリア教育・生徒指導の日仏比較、 |
社会科教育学 |
唐木 清志 |
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人文科教育学 |
長田 友紀 |
国語教育学、国語科教育学、コミュニケーション教育 |
数学教育学 |
清水 美憲 |
数学科授業の国際比較、数学的思考の認知的研究、 数学教育評価論、数学的リテラシー |
理科教育学 |
遠藤 優介 |
理科教育目的論、ドイツ科学教育論 |
外国語教育学 |
名畑目 真吾 |
英語教育学、応用言語学、英文読解、小学校英語 |
詳細は、教育学域の担当教員ページからご確認ください。
進路
教育基礎科学サブプログラムで養成する人材像は、国内外の大学・研究機関等において教育学諸分野の教育・研究に従事する研究者です。ほとんどの学生は、博士後期課程に進学しますが、近年では、本学他専攻や他大学の大学院進学者や中高の教員、公務員、一般企業なども増えています。