The College of Education

教育学類


ご挨拶(教育学類長 樋口 直宏)

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教育目標

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教育とは、われわれの社会のなかで、学校教育、社会教育、家庭教育などとしておこなわれる多様な人間形成の営みを意味します。教育学類では、これらの幅広い教育的営みについて、ローカルレベルからグローバルレベルまでを視野に入れ、さらにその歴史的課題から現代的課題に至るまでを、実践的・理論的に探究します。教育学類は、関連する大学院の専攻・コースなどと連携しつつ、総合的かつ科学的な研究と教育を目指します。

カリキュラム

教育学類では、総合的な教育学を構成するさまざまな研究領域のつながりを考えて、2つのコースと4つの系列を設定しています。2年次になると、小学校教員免許状の取得を強く希望する学生は「初等教育学コース」(15名程度)に所属し、中学・高校教員を目指す、あるいは広く教育学を学びたい学生は「教育学コース」(20名程度)に所属することになります。
「初等教育学コース」に所属する学生は、小学校教員免許状の取得に必要な科目の授業を集中的に学びます。「教育学コース」に所属に所属する学生は 、「人間形成系列」「教育計画・設計系列」「地域・国際教育系列」「学校教育開発系列」という4つの系列の中から、特に関心のある系列を1つ選び、その系列に含まれる授業を集中的に学びます。

カリキュラム カリキュラム

開設授業科目

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1年次の授業科目は、「基礎科目」と「専門基礎科目」が中心です。「専門基礎科目」には「教育学類共通科目」のほか、「人間学群コアカリキュラム」のような人間学群に共通する入門科目があります。1 年次の履修では、教育学に加えて、心理学と障害科学という人間学群に属する他の学問分野を学ぶことができます。
また、2年次になると、「教育学コース」と「初等教育学コース」に分かれて、「教育学類共通科目」と「専門科目」を履修します。「教育インターンシップ実践演習」や「教育学研究法」のように、さまざまな体験を通して、教育学を実践的に学ぶことができます。
そして、3年次には「専門科目」を履修することで、教育学を専門的に学ぶ機会が増大します。3年次には4つの系列の授業を全般的に学ぶとともに、特に関心のある一つの系列の授業を集中的に学ぶことになります。こうして身に付けられた教育学の専門的知識が、4年次に取り組む「卒業研究」の基礎となります。各科目の担当教員については、教員紹介ページをご参照ください。

取得できる資格

教員免許を取得希望する学生は、「教職科目」を履修することになります(ただし、小学校教員免許の取得を目指す学生は、原則として 2 年次に「初等教育学コース」に所属したうえで履修することになります)。教職免許に必要な「教育実習」は、筑波大学の場合、4年次に行うことになります(小学校教員免許の場合、原則として 3 年次)。また、社会教育主事(社会教育士)の資格を取得する学生は、「社会教育主事科目」を2年次・3年次に集中的に履修することになります。

卒業生の進路

教育学類は2011年3月に第一期の卒業生を送り出しました。卒業生は社会のさまざまな分野で活躍しており、それは今後も変わらないものと思われます。過去の卒業生の進路をみますと、民間企業や公務員、教員等の「就職」が70%程度、「進学」が20%程度、そして「その他」が10%程度となっています。

進学者の中には大学院の修士(博士前期)課程を修了後、小学校・中学校・高校等の教員として就職していく人が数多く含まれます。その後、博士後期課程に進学し、大学教員 ・研究者の道を選ぶ学生が多いことも、筑波大学の特徴です。

主な就職先

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卒業生の声

大学院進学者の声

大学院進学者の多くは、同じ筑波大学の教育学学位プログラムに進学しています。教育学学位プログラムの前期課程は、教育基礎科学サブプログラム・次世代学校創成サブプログラム・国際教育サブプログラムの3コースに分かれており、修了後は小中高の教員や後期課程に進学して研究者を目指していきます。その他にも、筑波大学にある他の学位プログラムや他大学の大学院に進学する人もいます。

香川 圭
教育の“当たり前”を疑う。これは勇気がいることです。
しかし同時にワクワクもしませんか?
教育学類での学びは常に「再発見」の連続です。
教育学学位プログラム 教育基礎科学サブプログラム香川 圭

私は筑波大学の人間総合科学研究群(教育学)に進学し、現在は大学院生として教育哲学領域の研究を進めています。
教育哲学とは、字義どおり、社会のなかで起きている教育現象あるいは教育的現実についての哲学的考察を主立った特徴とする学問です。このように堅苦しく書くと「なにか難しいことをしているな」と感じると思います。しかし、たとえば「学校ってなんで行かなきゃいけないのだろう」「ニュースで見たけど、あの教育って本当に良いことなの?」のような、誰しもが一度は抱えたことのある、そうした疑問のなかに教育哲学的な営みが潜んでいるのだと思います。そして、そのような視点を教えてくれたのが教育学類での学びでした。
赤裸々に言ってしまえば、私の教育学類への志望動機には強い熱意はなく、なんとなく入学しました。「教育なんてあって当然のものだ」「いまさら何を研究しろと」くらいの思考さえ心の片隅に秘めているほどでした。しかし、教育学の多彩な分野に精通している先生方に出会い、むしろ自明視されてきた教育システムだからこそ、それを問いなおすことに研究の可能性が拡がっていることを学びました。
教育の“当たり前”を疑う。これは勇気がいることです。しかし同時にワクワクもしませんか?教育学類での学びは常に「再発見」の連続です。皆さんもぜひ楽しいキャンパスライフと一緒に、色々な「再発見」を実感してみてください!
教育学類には、教育に関わる多様な研究領域があるため、自分の専門領域を深めると同時に、多様な視点から自分の領域を見ることができます。

就職者の声

米本 央
教育学類での学びは、その後の進路にかかわらず
大きな自らの財産になります。楽しい大学生活を送りながら、
様々なことに挑戦してみてください!
法務省 / 平成29年度卒業米本 央

私は法務省矯正局に入省し、現在は法務教官として勤務しています。法務教官とは、非行をして少年院などに収容されている少年の更生と再犯の防止を目標に教育をする仕事です。
子どもの頃から、なぜ学校に通わなければならないのか不思議に思っており教育学類に入学しました。しかし、教育学を学ぶなかで、家庭の環境や経済的状況に関係なく、全ての人が一定の水準を持った教育を受けることができるためにはどうすればいいのかへと関心が移り変わりました。
義務教育制度では、ある一定の年齢に達した子どもは皆学校に通い、義務教育修了程度の能力が身につくことになっているけれど、不登校や病気で入院している子は学校に通えていないし、学校に通っていても授業についていけなければ義務教育修了程度の能力を身につけるのは難しいということを認識しました。学類での学びを通し、制度と実態の差を問題として捉えた時、制度の枠から外れてしまう子がおり、その少数の子について考えていきたいと思うようになったことが、現在の仕事につながっています。
筑波では、教育学の様々な分野があり多角的に学ぶことができます。たくさんの分野に触れ、それまでの自分にはなかった見方をどんどん吸収していってください。

READ MORE(教員・民間企業就職者の声)
井口 謙
教育臨床学を専攻する中で様々な人にインタビューをしたこと、
教育実習での授業の経験、所属していた陸上競技部での活動、大学時代の時間のすべてが今の仕事に繋がっていると感じています。
RKB毎日放送 / 平成29年度卒業井口 謙

平成29年度に教育学類を卒業し、現在は福岡県の放送局でアナウンサーとして働いています。「教育学」と「マスコミ」、一見すると全く違う分野のように感じられるかもしれません。しかし、大学時代に学んだことは今の私の仕事を大きく支えてくれています。
アナウンサーとして「伝える力」はもちろん、「聞く力」も求められるのですが、それは教育現場でも同じことだと思います。教育臨床学を専攻する中で様々な人にインタビューをしたこと、教育実習での授業の経験、また所属していた陸上競技部での活動、大学時代の時間のすべてが今の仕事に繋がっていると感じています。筑波の教育学類は非常に選択肢が豊富だと感じます。教育学類所属というと、「先生になるの?」とよく言われましたし、自分自身も教師を目指して進学する際、教育学は閉鎖的だというイメージを持っていました。しかし実際は、分野はとても多く扱う範囲も様々で、それぞれの分野のエキスパートである先生方のご指導を受けることができますし、卒業生の進路も千差万別です。そして何より、教育学類での学びはその後の進路にかかわらず大きな自らの財産になります。楽しい大学生活を送りながら、様々なことに挑戦してみてください!
教育とは、人生そのものに密接に関わるものであり、学校の中だけで完結するものではないと気づくことができたのです。

榎 紗也加
教育とは、人生そのものに密接に関わるものであり、
学校の中だけで完結するものではないと
気づくことができたのです。
リクルート / 平成30年度卒業榎 紗也加

平成30年度に教育学類を卒業し、現在はリクルートという企業で働いています。仕事内容は多岐に渡りますが、「新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す」ことを理念に掲げている企業です。「教育を学んだのに、民間企業で働いているの?」と思った方もいるかもしれません。しかし、教育学類で学んだことは今の私に大きな影響を与えてくれています。私は「自分らしい生き方とは何だろう」という漠然とした疑問を持ちながら教育学類に入学しました。テストで良い点を取るための教育ではなく、子どもたちが本当の「自分らしさ」を見つけられるような学校教育制度を作りたいと思っていたからです。入学後、様々な分野のエキスパートの先生方と出会い、あらゆる知見に触れ、「教育=学校」であるという考え方が一変しました。教育とは、人生そのものに密接に関わるものであり、学校の中だけで完結するものではないと気づくことができたのです。私が今の進路を選んだのは、その気づきがあったからだと思います。筑波には、あらゆる角度から学びを深められる環境があります。皆さんの大学生活が多くの出会いと気づきに溢れるものでありますように。応援しています。
筑波では、教育学の様々な分野があり多角的に学ぶことができます。たくさんの分野に触れ、それまでの自分にはなかった見方をどんどん吸収していってください。

長瀬 利勝
教員として教育の現実的な問題にぶつかったとき、
経験値の少ない新米を助けてくれるのは、
視点やアプローチの多彩さだと実感しています。
北海道公立高校 / 平成30年度卒業長瀬 利勝

私は現在、稚内で教員をしています。5月下旬に桜がやっと咲き、6月でも最 高気温が20度前後の海と風の町で、 授業と部活をメインに、高校生 たちと楽しく毎日を過ごしています。
わたしははっきりとしたきっかけもなく、いつの間にか将来の夢が教員になってました。ただ、筑波大学という目 標ができた理由は明確で、中学校の時の担任の先生に「教育を学ぶなら筑波だ」と言われたからです。しかしその時は、筑波大学の教育学が深い歴史を持つことはもちろん、つくばが どこなのかもわかりませんでした。
教員となった今やっと、筑波大学で教育学を学ぶ強みを1つ挙げられそうです。それは、教育に対する視点を幅広く身につけられることです。筑波大学には、教育学のあらゆる分野のエキスパートがいらっしゃいます。したがって、同じ教育に関する問題に対して、異なる視点やアプローチが存在します。学類の4年間ではこの視点の多彩さに驚き、「こういう見方があるのか」という発見をたくさんしました。今教員として教育の現実的な問題にぶつかったとき、経験値の少ない新米を助けてくれるのは、視点やアプローチの多彩さだと実感しています。

4つの系列について

以下では、教育学類の「人間形成系列」「教育計画・設計系列」「地域・国際教育系列」「学校教育開発系列」について、詳しく紹介します。

人間形成系列

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この系列の学生は、教育に関する基礎(教育哲学・日本教育史・外国教育史・道徳教育学・キャリア教育学)について学ぶことができます。 現在、この系列の授業のなかには、主に、世界や日本の歴史をさかのぼって、学校というものがどのように成立・展開してきたのかを考えたり、今日の教育のあり方を導いた偉大な人物の足跡・思想をとらえなおしたりする授業が開講されています。より具体的には、前近代および近代を中心とする日本教育史の歴史像、クラス・カリキュラム・一斉教授の思想と歴史。国内外の道徳教育の諸相、古代から現代に至る教育思想史、キャリア教育学の理論から実践までなどを内容として取りあげています。このような内容を学ぶことで、教育学の基礎的知識が習得されるのです。

この系列のなかで卒業研究をまとめることになれば、教育の本質や原理を考える基礎的教養が身につくために、学界や教育界などの多様な分野への進路選択が期待されます。

開設授業科目の例

  • 教育哲学:教育とは何であるか、人間にとっての意味、教育の目的、方法、可能性について論じる。
  • 日本教育史:時代状況と関連づけながら、近代以降「教育」に枠づけられる、人間形成の展開・構造・特質を探究する。日本の「学校」の位相を中心に、専門的な論文や資料を用いて検討・考察する。
  • アジア教育史:文献の講読を通して、アジア教育史に関する基礎的な研究成果を学ぶ。
  • 道徳教育論:現在の日本の教育現場で知られている道徳教育の諸理論を取りあげ、その特徴や問題点について具体的に検討し、討議する。
  • キャリア教育論:キャリア教育に先行して実践されてきた職業指導・進路指導の歴史的展開と理論的背景等に関する講義を通して、キャリア教育についての理解を深め、今後の在り方を探る。

卒業研究の例

  • 初期コールバーグ道徳教育論に関する一考察 ―インドクトリネーション批判に焦点を当てて―
  • ヘルバルトのヘーゲル『エンチュクロペディー』の批評について
  • プラトン『国家』における音楽と体育における幼少期の教育論
  • バウハウスの再評価に向けて —1900年前後の芸術運動の分析を中心として—
  • Death Educationの必要性と可能性—子どもにいのちを教える意義—
  • 生徒の自律と協働を促すアクティブ・ラーニング型授業

教育計画・設計系列

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授業や学級活動、学校行事など、学校における学習の場は、さまざまな組織や制度に支えられて成り立っています。たとえば6・3・3制や学校の中での学年や学級(クラス)という仕組みがあります。また、学校の教育活動が効果的に行われるために学校では教職員の協力体制や父母・地域住民の参加の仕組みが作られ、自治体の教育委員会は教職員人事や学校への指導を行ったり、予算を配分したりしています。国はこうした活動のための法制度を整備したり、補助金などを通じて支援したりしています。
教育計画・設計系列では、学校教育をデザインし、支援する活動について研究します。教育の制度、行財政・法制、学校の組織・経営について、理論や歴史、日本や諸外国の制度や実践から学びます。そして、これからの学校教育のデザインと支援を開発・提言・実践できる人材を育成します。

開設授業科目の例

  • 教育制度論:教育制度の歴史、理念、構成要素など毎回テーマを定めて担当教員がプレゼンテーションをし、その後、参加者全員で検討する。自らが経験してきた教育を相対的に見つめ、教育制度に疑問を持つことを目的とする。
  • 教育法制論:学校教育と教育行政に関わる法規の概要と改正動向を明らかにし、学校や教育行政にはどのような対応が求められているのか。どのように学校教育の改革が進められようとしているのかを把握する。
  • 比較学校経営論:日本、イギリス、オーストラリア等の学校経営の政策と実践について検討し、今後の学校経営改革の在り方を考える。学校経営の比較を行い、学校経営研究に関する国際的視野を育成する。
  • 学校経営論演習:学校をよりよくしていくということはどういうことか?よりよい学校を創造するうえで「組織」「経営」という概念で括られる諸条件はどのような機能や意味をもつのか?そしてどのようにあるべきであり、実際にはどのようにありうるのか?これらの問いを中心に据えて、文献読解、受講者自身の調査と発表、討議、そして学校訪問調査などを織り交ぜながら進めていく。
  • 教育制度演習:教育政策において、資質・能力(コンピテンシー)がどのように論じられているか、国内外の施策を取り上げ、その内容を検討する。
  • 比較学校経営実践演習:諸外国と日本の教育について学ぶ。各国の教育改革、学校経営改革などを検討し、新しい時代の学校と教師の在り方などについて考察する。現在と未来の社会情勢をふまえて、初等中等教育の最新政策と課題について論究する。

卒業研究の例

  • 総合大学における教職志望学生の進路選択のプロセスに関する研究—3・4年次生と大学院生のインタビューを通して—
  • 学校建築の変容と授業改善の関係性についての一考察―教科教室型校舎の中学校の事例分析を中心として―
  • 「小1プロブレム」の解決方法に関する研究―新聞記事の分析を通して―
  • 女性教師が校長になりゆくプロセスにみる「転換」に関する研究―小学校女性校長のライフヒストリーの分析を通して―
  • アメリカのフリースクール運動におけるデモクラシーの展開

地域・国際教育系列

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教育とは、学校、地域社会、家庭など、さまざまな「場」でおこなわれている多様な人間形成の営みであるといえます。本系列では、こうした教育的営みを社会・文化とのかかわりでローカルレベルからグローバルレベルまでも視野に入れて実践的・理論的に探求する授業科目で構成されており、多様なレベルから地域社会における教育・学習活動ついて幅広く理解する視点を持つという点に特徴があります。
本系列の授業科目を通じて、公民館、図書館、博物館、カルチャーセンターやスポーツ施設等の生涯学習の場で学習支援をおこなう地域社会教育の専門家、あるいは国際理解教育など国際的な場での教育支援に従事する専門家の道を目指してほしいと考えます。また、本学の大学院博士課程に進学し、高度な専門家、研究者を目指そうとする場合には、主に人間総合科学群教育学学位プログラムの「生涯学習・社会教育学」と「比較・国際教育学」が本系列に対応しています。

開設授業科目の例

  • 言語教育論:言語の視点から教育の問題を論じた文献、教育の視点から言語の問題を論じた文献を選び講読しながら重要点について討議する。
  • 教育社会学Ⅰ:教育社会学は、教育に関わる事象を社会現象としてみて、社会学の視点と方法で研究する学問である。
  • 生涯学習論:現代の生涯学習に通じる考え方が、どのような現代的背景から提唱され、普及していったかを、国際的動向を視野に入れ講義する。
  • 比較教育文化論:途上国・中進国の教育を中心にみる。現在の学校教育に影響する要因について学ぶ。
  • 人権・平和教育論:人権教育および平和教育の歴史、今日の動向、及び課題について具体的資料をもとに考察する。
  • 環境教育論:環境教育の発展過程・現状・課題を探りながら、環境教育の目的や方法と環境教育の授業の構成と展開の特質等を明らかにする。可能なかぎり環境教育の授業の観察(またはビデオ)、野外での活動・観察、実地調査も含める。
  • 生涯学習論演習Ⅰ:近年の社会教育・生涯学習の理論と実践を取り上げ検討する。受講生の関心によってはフィールド調査をおこなう。
  • 生涯学習論演習Ⅱ:現代におけるノン・フォーマルな人間の学びについて、各種の文献講読と討議を通じて考察する。
  • 教育社会学探究Ⅰ:文献を購読し、討議・検討することで、社会学的な探究を必要とする問題に着目する。次いで、問題のテーマ化を図りながら探究の視点を定めることにより、探究すべき課題を導出する。さらに、課題解明のための方法を学習し、調査を企画設計する。質問紙やインタビュー・ガイドの作成を試みると同時に、調査の実施、データの分析、結果の報告について学習する

卒業研究の例

  • 教育開発援助における初等教育普遍化政策への批判的検討—サブ・サハラ・アフリカに焦点をあてて—
  • 大学生活と「主体性」の関係性に関する研究
  • 地域活動における子ども・若者の参画と学びのプロセス
  • 企業による出張授業の経営的・教育的意図と課題—銀行による金融教育を事例に—
  • 現代中学生の友人関係における社会的相互行為の実態について—「キャラ」という自己呈示に着目して—
  • グリーン・ツーリズムにおける食農教育の可能性に関する研究—農村住民の教育的意図の伝達に着目して—
  • 農村における「地域コミュニティ」の形成―学習活動を通じた連帯意識の醸成に着目して—
  • 育児ネットワークとしてのインターネット利用―オンラインネットワークによる母親の仲間作りの可能性—
  • 利用者の視点から見た利用しやすい公民館に関する研究 —施設面に着目して—
  • まちづくりをになう住民の学びに関する研究—桜川市真壁における町並み保存のプロセスを通して—

学校教育開発系列

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学校教育開発系列のポリシーは、「深化する学校教育のエキスパートを育成する」ことにあります。学校は日々、児童・生徒が学習する場です。児童・生徒の成長とともに教師の関わり方は変わり、社会背景とも絡みながら、学校は深化し続けます。そんな学校教育の基礎・基本を学び、さらにそれを基盤として深化する学校教育に適応し、よりよい方向に変えていく力をもつ人間を育成することが学校教育開発系列の目指すところです。 机の上で学校教育に関する理論を学ぶことだけが重要なのではありません。実際に学校に飛び込み、自らの目で学校教育の様々な課題を見出す。その中から自分の研究テーマを設定し、授業で学んだ理論を基盤としながら、自分の観点でそのテーマを追究していく。そうすることが、学校教育の理解をさらに深め、よりよい学校教育を構築していくことにつながっていくとわれわれは考えています。さあ、あなたも学校教育開発系列で、世界を担う学校教育を極めてみましょう!

開設授業科目の例

  • 教育課程論:カリキュラムの実証的研究の理論を中心に検討する。
  • 教育工学:メディアの発達と教育:教授・学習の効果をあげるために、教育工学的な方法とメディアをいかに利用するか、メディア利用の根拠は何か等について考察する。
  • 科学教育論:科学の内容を扱う教科である理科の教育課程、教授-学習、教材開発等について、最新の話題を取り入れながら多面的に検討する。
  • 数学教育論:数学教育の新教育課程の目標と内容、数学の教授・学習、学力評価、教材開発等について、最新の話題を取り入れながら多面的に検討する。
  • 児童文学論:受講生各自が選択した児童文学作品について、自ら設定した課題についての検討結果を発表し、参加者全員で検討し、論文にまとめる。
  • 教育臨床学演習:現代の教育の様々な問題、あるいは学校、児童・生徒、教師、保護者が抱える様々な問題の理解と援助について、演習と実習を通して学ぶ。そのためテーマに関連する書籍、論文、資料、その他のさまざまな資料について受講者がレポートし、集団討議する。
  • 学習指導論演習:学習指導および教育方法の諸問題について、基本文献を講読する。またVTR 視聴や学校見学を通して、授業の実際についても学び、受講生の問題関心を深める。

卒業研究の例

  • コミュニケーション・ツールとしてのノート —中学校運動部活動におけるノート活用方法—
  • シェイクスピアの人間観 —道化に着目して—
  • 馬の調教と「馬のウェルフェア」から観る人間の教育 —信頼関係の構築における類似性を手がかりに—
  • 小学校の特別支援教育支援員の役割について —茨城県における実態調査を通して—
  • 進学高校におけるインターンシップ導入の課題と可能性 —富山県T高校を事例にして—
  • 自己への攻撃性に対するソーシャルサポートの検討 —自己志向性完全主義の不適応的側面に着目して—
  • 不登校への支援におけるスク-ルソーシャルワーカーの保護者への関わり
  • 高校生物教育におけるストーリー性活用に関する研究 —「免疫」単元を事例として—
  • 発達障害傾向のある大学生におけるピア・サポートの効果の検討
  • アクティブ・ラーニングを効果的に導入するための組織づくり —中等教育学校を事例に

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なお、カリキュラムや入試等に関する頻出質問については、「よくある質問」ページに回答例を示しております。こちらのページもご参照ください。