教育学域

教員紹介

樋口直宏

樋口直宏

ひぐち なおひろ
Naohiro Higuchi
職位 教授
専門研究領域 教育方法学
取得学位 博士(教育学)
E-mail education-nhiguchi [_] human.tsukuba.ac.jp
冒頭の「education-」を削除し、[_] を半角アットマークに置換してお使いください。
学生への一言 学校、授業、教師に関する内容を、主な研究テーマとしています。一緒に勉強していきましょう。

経歴

1995年 筑波大学 大学院博士課程教育学研究科単位取得退学
1995年~1996年 筑波大学 教育学系(準研究員・助手)
1996年~2009年 立正大学 文学部・心理学部(講師・助教授・准教授)
2009年~2014年 筑波大学 大学院人間総合科学研究科・人間系(准教授)
2014年~現在 筑波大学 人間系(教授)

研究分野

1.授業分析並びに教師の意思決定に関する研究
2.批判的思考教育に関する研究
3.小中一貫教育に関する研究

研究テーマの概要

批判的思考(Critical Thinking)とは、他者(あるいは自ら)の主張や思考過程について矛盾点を明らかにするとともに、すじみちに沿った結論や意見を導き出す思考のことをいう。しかしながら、「批判」という言葉が他者を攻撃するという意味で使われ、その概念が誤解される場合もある。そこで、アメリカにおける批判的思考教育の概念やカリキュラムについて検討するとともに、批判的思考力を育成するための単元を開発して、日本の小・中学校において授業実践や分析を行っている。また、「小中一貫教育における発達特性および汎用的能力をふまえたキャリア教育プログラム開発」「小中一貫校における異校種間の相克と融合化過程をふまえた教員研修方法の開発研究」(科学研究費)をはじめ、小中一貫教育に関する研究にも取り組んでいる。

主要著書・論文

『教育方法と技術・教育課程』(共編著)(協同出版, 2021)
『実践に活かす教育課程論・教育の方法と技術論』(共編著)(学事出版, 2020)
『教育の方法と技術』(編著)(ミネルヴァ書房, 2019), 『批判的思考指導の理論と実践-アメリカにおける思考技能の指導の方法と日本の総合学習への適用-』(学文社, 2013)
「義務教育学校における児童生徒の進級およびキャリアに関する意識傾向-質問紙調査の分析を中心に-」(『日本義務教育学会紀要』, 第3号, 2019), 「総合的な学習の時間における『考える時間』の授業構想-思考スキルの一般的アプローチ-」(『教育方法学研究』, 第18集, 教育方法研究会, 2017)
「小中一貫教育の実践における児童生徒の意識傾向 -質問紙調査の比較検討-」.(『筑波大学教育学系論集』, 第39号, 2015)
『批判的思考指導の理論と実践-アメリカにおける思考技能の指導の方法と日本の総合学習への適用-』(学文社, 2013)
「アメリカのプロパガンダ運動における批判的思考教育-1930~40年代を中心に-」.(『教育方法学研究』, 第38巻, 日本教育方法学会, 2013)

所属学会、その他の研究活動

日本教育学会, 日本教育方法学会, 日本教師教育学会, 日本義務教育学会, 関東教育学会, 日本教育工学会, 教育目標・評価学会, 日本カリキュラム学会, 学校評議員(茨城県,つくば市), 小中一貫教育に関する諸活動(品川区, つくば市, 那珂市, 静岡市, 京都教育大学附属京都小中学校 等)

担当授業

博士前期課程:教育方法学特講, 教育方法学演習, 学習指導と授業, 博士後期課程:教育方法学研究法
人間学群教育学類:学習指導論, 学習情報処理論, 学習指導論演習
教職:教育の方法と技術

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