タスタンベコワ クアニシ
職位 | 准教授 |
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専門研究領域 | 比較・国際教育学 |
取得学位 | 博士(教育学) |
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個人ホームページ | http://tsukuba.academia.edu/KuanyshTastanbekova |
経歴
カザフスタン共和国出身
2003年 カザフ国立国際関係外国語大学東洋言語学部日本語学科卒業(大学在学中2001年10月~2002年9月 日本語・日本文化研修生(国費外国人留学生)として筑波大学留学(日本語・日本文化学類))
2004年 国費外国人留学生(研究留学生)として筑波大学に来学
2005年 筑波大学人間総合科学研究科教育学専攻一貫制博士課程入学
2012年 筑波大学人間総合科学研究科教育基礎学専攻博士後期課程修了・博士号(教育学)取得
2013年5月-2021年3月 筑波大学人間系・教育学域 助教
2021年4月~現在 筑波大学人間系・教育学域 准教授
研究分野
比較・国際教育学、言語教育政策、旧ソ連(ロシア、中央アジア諸国)教育政策
研究テーマの概要
大学院時代から関心を持っており、深く研究している分野は言語教育政策である。その中で特に、マイノリティ(少数民族・(労働)移民)の言語権利のありかたを追究することを目的としており、多言語教育政策における母語教育保障の可能性と限界性を明らかにすることを課題としている。また、大きな研究テーマは、旧ソ連諸国の新自由主義的教育改革である。特に、ソ連時代の教育制度・政策との継承面と断続面を明らかにし、その影響を明らかにすることを課題としている。
主要著書・論文
著書
嶺井明子、岩崎正吾、澤野由紀子、タスタンベコワ・クアニシ編『現代ロシアの教育改革―伝統と革新の<光>を求めて』、東信堂、2021年
Kuanysh Tastanbekova: “Student Engagement in Quality Assurance in Higher Education in Kazakhstan: Ambiguous Forms and Invisible Procedures” in Masahiro Tanaka (ed) Student Engagement and Quality Assurance in Higher Education. International Collaborations for the Enhancement of Leaning. 1st Edition, London: Routledge, pp. 109-123, 2019
Tastanbekova Kuanysh: “Post-Soviet legacies in girls’ education in Kazakhstan and Uzbekistan” in Ildiko Azstalos Morell and Yulia Gradskova (eds) Gendering Post-Socialism: Old Legacies and New Hierarchies, Routledge, pp.172-192, 2018
タスタンベコワ・クアニシ: 「少数民族の母語教育保障のパラドックス―カザフスタン―」、『中央アジアの教育とグローバリズム』(嶺井明子・川野辺敏編)、東信堂、136-146(頁)、2012年
タスタンベコワ・クアニシ: 「カザフスタン―政府機関とNGOが目指す『よき市民』」、『世界のシティズンシップ教育―グローバル時代の国民教育/市民育成』(嶺井明子編)、東信堂、134-145(頁)、2008年
学術論文
タスタンベコワ・クアニシ「ポスト・ソビエト諸国における言語教育政策ーロシア語をめぐるパワーポリティクス」、『比較教育学研究』第67号、2023年、22~43頁
Tastanbekova Kuanysh: “Prestige, status, and esteem of educational occupation in Kazakhstan: temporal, regional and gender analysis of payroll data”, Journal of Eastern European and Central Asian Research, Vol.7 No.2, 2020, pp.175-190. DOI: https://doi.org/10.15549/jeecar.v7i2.345
Tastanbekova Kuanysh: “Language education policy in Japan: problems of teaching Japanese as a second language and English as a foreign language”, Kazakh National Pedagogical University named after Abai Research Journal Pedagogy and Psychology Vol.4-41, pp.12-22, 2019
Tastanbekova Kuanysh: “Teacher Education Reforms in Kazakhstan: Trends and Issues”, University of Tsukuba Bulletin of Institute of Education(教育学系論集)Vol.42. Issue 2, pp.87-97,2018
タスタンベコワ・クアニシ:「カザフスタン文字改革―カザフ語のキリル文字表記からラテン文字表記へー」、『ユーラシア研究』第58号、20~25(頁)、2018年
タスタンベコワ・クアニシ:「カザフスタンの少数民族教育政策に関する一考察ー教育スタンダードにおける言語教育比重の分析を通してー」、『筑波教育学研究』第13号、39-57(頁)、2015年
所属学会、その他の研究活動
日本比較教育学会、日本教育制度学会、国際理解教育学会、日本中央アジア学会、ロシア・旧ソ連教育研究会(NIKORS)、Comparative and International Education Society (CIES)
担当授業
◎人間学群教育学類
国際教育論、Introduction to International Education Policy、比較教育文化論、比較教育文化論実習(モスクワへの国際実習)、教育学研究法A(オムニバス)、教育の経営・制度・社会(オムニバス)
◎教育学学位プログラム
☆教育基礎科学SP:比較・国際教育学特講、比較・国際教育学演習、教育学理論研究(オムニバス)
☆次世代学校教育創成SP:国際・多文化教育論
☆国際教育SP:Education in Japan I: Principles, Polices and Practice(オムニバス)
◎全学教職科目:教育の法と制度