履修証明プログラム
「教育実践研究プログラム」

教育をさらに深める
未来の教育現場へ

受講案内

  本プログラムでは、課程履修者に対して、今日対応が迫られている教育課題の見識を深めるとともに、実践研究を進めるために必要となる能力の向上を図ることを目的とします。プログラム名にもある「教育実践研究」とは、教育学の諸概念を、授業、生徒指導、学校経営等の様々な教育実践から検討する研究方法論のことです。したがって、本課程の主たる対象者は、教育の実務に関わった経験のある者、具体的には、教員(私立学校教員も含む)、塾講師や家庭教師を含めた民間の教育産業従事者、社会教育施設職員等となり、自身の経験をもとにして、学びを深めてもらうことをねらいとします。また、本プログラムの概要としては、「理論」「方法」「探究」を三つの柱として開発されていることになります。教育実践研究を深めるためには、教育課題に対する専門的な知識を含む「理論」、教育実践研究を進めるための「方法」、そして、自身の関心のある教育課題を解決するための「探究」の三つは不可欠になり、それぞれに対応する科目が設定されています。

 (※本プログラムでは、単位を授与します。)
履修証明プログラムとは:文部科学省サイト「大学等の履修証明制度について」を参照

  なお、本履修証明プログラムは、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」に申請し、令和6年度に認定されました。
 この認定制度は、大学・大学院・短期大学・高等専門学校におけるプログラムの受講を通じた社会人の職業に必要な能力の向上を図る機会の拡大を目的として、大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラム「職業実践力育成プログラム」(BP)として文部科学大臣が認定するものです。
 認定時の申請書類はこちらです。

お知らせ:本プログラムに関する事前の説明会を開催いたします!
詳細について、こちらご覧ください。                                        

受講手続きについて

受講資格

以下の2つの要件を満たすこと。
①大学院入学資格を有する(学校教育法第102条第1項の規定により大学院に入学することができる)者(大学(4年制)を卒業した者・卒業見込みの者、学士の学位を取得した者・取得見込みの者等)
②教育の実務に関わった経験があること、又は、教育学と関連した大学院を修了或いは在籍中であること。

受講申請

令和7年度(2025年度)の受講を希望する者は、以下の募集要項及び受講要項をご確認した上、定められた期日と方法により、申請書類をご提出ください。

開講時間と開講場所

開講時間とシラバス

科目 担当教員 科目概要
科目
教育実践研究の課題Ⅰ
(時間数15時間、1単位) 開催時間 2025年6月14日、6月21日、6月28日、7月5日、7月12日、7月19日、7月26日、8月2日の土曜日午後の13:45~17:00、オンライン開講(同時双方向型)

(全5回:受講者は、合計で8つの教育課題から5つを選択し、受講する。)
担当教諭
担当教員:
教育学学位プログラム教授
藤井 穂高

教育学学位プログラム教授
唐木清志

教育学学位プログラム教授
大谷奨

教育学学位プログラム教授
浜田博文

教育学学位プログラム准教授
平井悠介

教育学学位プログラム准教授
丹間康仁

教育学学位プログラム助教
朝倉雅史

教育学学位プログラム助教
古田雄一
科目概要
本授業は、以下の今日の教育課題に関して検討する。

(1)教育における自由・平等・社会的公正、
(2) 教育制度の基本原理と現代的問題、
(3)主権者を育てる教育と学校、
(4)昨今の大学入試改革の動向とその課題、
(5)「子どもの声」を生かした学校づくり、
(6)学校統廃合を契機とした学校と地域の再編、
(7)学び続ける教師を支える条件、
(8)学校の自律性を高める校長のリーダーシップ。
科目
教育実践研究の課題Ⅱ
(時間数15時間、1単位) 開催時間 2025年9月27日、10月4日、10月11日、10月18日、10月25日、11月1日、11月8日、11月15日の土曜日午後の13:45~17:00、オンライン開講(同時双方向型)

(全5回:受講者は、合計で6つの教育課題から5つを選択し、受講する。)
担当教諭
担当教員:
心理学学位プログラム教授
濱口佳和

カウンセリング学位プログラム教授
飯田順子

障害科学学位プログラム准教授
丹治敬之

カウンセリング学位プログラム准教授
藤桂

ニューロサイエンス学位プログラム助教
仲田真理子

ニューロサイエンス学位プログラム助教
三盃亜美

教育学学位プログラム准教授
タスタンベコア・クアニシ

教育学学位プログラム准教授
徳永智子
科目概要
本授業は、以下の今日の教育課題に関して検討する。

(1)発達障害(ASD・ADHD)に対する理解と支援、
(2)知的障害(学習発達)に対する理解と支援、
(3)発達障害のある子どもの読み書き支援、
(4)子どもを取り巻くインターネット普及の光と影、
(5)いじめ問題の深層と子どもの支援、
(6)不登校児童生徒の実態と必要な支援、
(7)グローバル社会と多言語言語教育政策、
(8)異文化を生きる子どもの実態と支援

科目
教育実践研究の方法
(時間数15時間、1単位) 開催時間 2025年8月9日(土)、8月10日(日)(夏休み期間中の連続する2日間)の9:00~17:00、対面開催として、筑波大学(筑波キャンパス)において実施する。
担当教諭
担当教員:
教育学学位プログラム教授
藤田 晃之

教育学学位プログラム准教授
山本 容子

教育学学位プログラム准教授
小松孝太郎

心理学学位プログラム助教
千島雄太
科目概要
教育実践研究を進める上で必要となる方法論として、本授業では、質的研究法と量的研究法に注目する。少人数に分かれてグループワークを行い、発表を通してフィードバックすることで、教育実践研究に関する方法論を体系的に理解し、修得することを目指す。なお、本授業で取り扱うデータは原則として、教育の現場で実際に収集したものとする。また、実務家教員の持ち込む具体的なデータに基づいて双方向に学ぶことと、あわせて実務家教員による解説も授業の中に含めることとし、学校教育実践の実態をより鮮明につかむことに留意する。
科目
教育実践研究の探究
(時間数15時間、1単位) 開催時間 2025年8月23日(土)、8月24日(日)(夏休み期間中の連続する2日間)の9:00~17:00、対面開催として、筑波大学(筑波キャンパス)において実施する。
担当教諭
担当教員:
教育学学位プログラム教授
唐木 清志

障害科学学位プログラム教授
米田宏樹

教育学学位プログラム准教授
京免徹雄

教育学学位プログラム助教
朝倉雅史
科目概要
勤務する学校等の教育の現場において、受講者自身が関わる教育実践を研究対象とし、具体的に研究を進めるにあたり、例えば、どのようにリサーチクエスチョンを立てるのか、どのように研究課題を設定するのか、どのように研究方法論を選択するのか、どのように研究を展開するのか、そして、どのように研究成果をまとめるのか、教育実践研究の探究の仕方について、ワークショップ形式の授業で学んでもらう。また、その際、日本学術振興会・科学研究費助成事業の「奨励研究」を参照し、関連する申請書を完成させることをイメージしてもらえるように、授業を進めることにする。

教員紹介

教員名 所属・職名 担当科目

藤井 穂高

人間系・教授

教育実践研究の課題Ⅰ

藤田 晃之

人間系・教授

教育実践研究の探究

唐木 清志

人間系・教授

教育実践研究の課題Ⅰ/教育実践研究の方法

山本 容子

人間系・准教授

教育実践研究の探究

朝倉 雅史

人間系・助教

教育実践研究の課題Ⅰ/教育実践研究の探究

平井悠介

人間系・准教授

教育実践研究の課題Ⅰ

大谷奨

人間系・教授

教育実践研究の課題Ⅰ

古田雄一

人間系・助教

教育実践研究の課題Ⅰ

丹間康仁

人間系・准教授

教育実践研究の課題Ⅰ

浜田博文

人間系・教授

教育実践研究の課題Ⅰ

仲田真理子

人間系・助教

教育実践研究の課題Ⅱ

三盃亜美

人間系・助教

教育実践研究の課題Ⅱ

丹治敬之

人間系・准教授

教育実践研究の課題Ⅱ

藤桂

人間系・准教授

教育実践研究の課題Ⅱ

濱口佳和

人間系・教授

教育実践研究の課題Ⅱ

飯田順子

人間系・教授

教育実践研究の課題Ⅱ

タスタンベコア・クアニシ

人間系・准教授

教育実践研究の課題Ⅱ

徳永智子

人間系・准教授

教育実践研究の課題Ⅱ

小松孝太郎

人間系・准教授

教育実践研究の方法

千島雄太

人間系・助教

教育実践研究の方法

米田宏樹

人間系・教授

教育実践研究の探究

京免徹雄

人間系・准教授

教育実践研究の探究

修了要件

原則として、開講する科目にすべて出席することを通して、履修証明プログラムを修了する要件とする。その上で、成績は、科目担当者会議で評価し、合格と判定された場合、修了とみなす。なお、本課程は開講期間を2年間としているが、1年間ですべての科目を修得した者に対しては、早期修了者として扱う。

問い合わせ先

〒305-8572
茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学人間エリア支援室大学院教務
メールアドレス:
ningen-eprp@un.tsukuba.ac.jp

このページに関するお問い合わせは、お問い合わせフォームをご利用ください。
なお、カリキュラムや入試等に関する頻出質問については、「よくある質問」ページに回答例を示しております。こちらのページもご参照ください。

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