カリキュラム

専門研究領域の沿革
1949年に発足した東京教育大学に「教科課程論」の講座が設けられ、主任教授に山田栄教授(1902-1988)が就任された。これが後に「教育課程」と改められ、1976年に筑波大学大学院博士課程教育学研究科が設置されるとともに「教育課程学」の分野に継承された。さらに、2001年に人間総合科学研究科への再編により「カリキュラム」と改称された。この半世紀以上の間、金子孫市、小野慶太郎、山口満、田中統治、根津朋実の各教授のご指導のもと、日本の数少ないカリキュラム研究の拠点として、数多くの研究者を輩出してきた。現在は、博士前期課程を担当する田中怜助教がドイツ教授学に関する研究を進めるとともに、教育方法学研究室と合同で大学院生に対する指導を行っている。
在校生とその研究テーマ
在籍者なし
入学者出身大学と勤務先
- 入学者出身大学:筑波大学、愛知教育大学、宇都宮大学、東京学芸大学、福島大学、横浜国立大学、中国、韓国、台湾からの留学生など。
- 勤務先:筑波大学、上越教育大学、東京学芸大学、長崎大学、名古屋大学、兵庫教育大学、大阪公立大学、小樽商科大学、エリザベト音楽大学、昭和女子大学、東洋大学、東京農業大学、獨協大学、聖徳大学、専修大学、名古屋学院大学、浜松学院大学、文教大学、韓国教育課程評価院、中国華東師範大学、台湾国立嘉義大学 など
博士学位取得者
氏名 |
研究テーマ |
取得年 |
指導教員 |
徐敏民 |
戦前中国における日本語教育 |
1993 |
山口満 |
鄭栄根 |
カリキュラム開発における教師の役割とその遂行過程に関する研究 |
1999 |
山口満 |
島田啓二 |
H.C.マッコーンの教科外活動理論におけるガイダンスに関する研究 |
1999 |
山口満 |
林明煌 |
台湾の高等学校における日本語教育のカリキュラム開発に関する研究 |
2000 |
山口満 |
根津朋実 |
カリキュラム評価におけるゴール・フリー評価論の応用に関する研究 |
2001 |
田中統治 |
岡部善平 |
「総合学科」高校生の選択制カリキュラムへの適応過程に関する研究 |
2002 |
田中統治 |
戸野塚厚子 |
スウェーデンの義務教育における「共生〈Samlevnad〉」のカリキュラムに関する研究 |
2012 |
田中統治 |
元在校生の声
この研究室は、カリキュラムを専門とする日本でも数少ない研究室であり、カリキュラムから学校教育の諸問題を捉える研究姿勢を培うために、日々切磋琢磨しています。当研究室の醍醐味は、常に教育実践に基づいて理論を吟味していく所にあります。それぞれの院生が、ゼミでの指導や学会発表、学会誌への論文投稿といったアカデミックな格闘を経ながら、カリキュラム研究者としてのアイデンティティの確立を図っています。研究者の卵が大鷲として羽ばたける日を夢見て、研鑽の日々を楽しんでいます。
OB・OGの声
私は1997年に教育学研究科に入学し、2003年度までの7年間、教育課程の研究室にお世話になりました。この間、交流協定を結んでいるペンシルバニア大学にも留学する機会を得て、教育プログラムの研究を進めてきました。この研究室では、自分の人生の宝物であるチャレンジ精神を教えていただきました。私の出発点であるこの研究室のご発展を心より祈っております。(森田司郎、専修大学教授)